税理士飯沼英男コラム

物価動向予測

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中国で大変な大地震が発生して、被害も尋常ではありません。

被災者には、謹んでご冥福、お見舞いを申し上げます。

さて、この震災被害の前から、資源高騰による物価上昇が続き、鉄鋼関係に限って振り返れば、北京オリンピック、その後の2010年の上海万博に向けた建設ラッシュで、建設鋼材が激しく不足して値上がりしているのだと言われていました。

従って、中国のオリンピックや万博が終わる頃には一段落して価格も落ち着くとも言われていましたが、今回の中国奥地での大震災による被害では、今後長期に渡って鋼材等の建設資材が必要とされるでしょうから、落ち着くどころではありません。

さらに、インドやアラビア半島、特にドバイでの建設ブームなど、建設資材の需要急増で、鉄鉱石そのものが値上がり(原材料高)し、自動車業界では鋼材に関して約4割近くもの値上げを受け入れざるを得ない状況です。

波及的に日常の消費財にも値上がり傾向が及ぶものと思われますが、今回の地震で中国国内の生産能力の低下を招きますから、その影響から更に諸物価の値上がりが予想されます。

今からでも、経営効率のアップを図らなければなりません。 もちろん、一方ではある種の特需も見込まれますが。

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