税理士飯沼英男コラム

不況期はビッグチャンス!

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来年度の税制改正案が具体的に顔をのぞかせつつあります。

いろいろある中で、最も中小企業にとっての関心は、中小法人の軽減税率部分の税率引き下げでしょうか。

ほとんどの企業(資本金1億円以下の法人)に影響があり、しかも待ち遠しいほどの期待感があります。

もちろん、赤字で納税どころではない、という企業にとっても大いに影響があります。

そのわけは、資金繰りに苦しむ中小企業の経営者の、切実な気持ちを考えなければわかりません。

つまり、「赤字では金融機関が金を貸してくれない・・・」

と、心配する経営者がほとんどです。

実際には赤字、とわかっていてもそのままの決算では銀行に見せられない、と心配して、止むに止まれずに粉飾をして多少黒字にした決算書が欲しい、と考えがちです。

善し悪しを語れば悪いに決まっています。

なぜいけないか、いろいろな理由があります。

その第一は、理不尽な資金の流出です。

黒字決算にすれば納税するために資金が流出します。

さらに配当をするような企業なら、「蛸足配当」をして自らを食いつぶし、更に資金の流出を進めます。

そして結果的に資金繰りを悪化させます。

粉飾をして黒字決算になっても、もし税率が下がって納税額を抑制できるなら、これこそは現実的な本当の不況対策、と歓迎する向きもあるわけです。

本当はそんなことを予定した改正案ではなく、税負担を抑えて筋肉質の頑健な体力がつく様に図った制度案であるのですが、皮肉なものです。

さてしかし、粉飾決算で誤魔化すと、後々非常に首を絞めます。

粉飾した金額の倍以上の金額を取り戻さないと正常になりません。

なんとか踏ん張って本当の黒字になり、体力を強くしましょう!!

むしろこの不況は、ビッグチャンスです。

自社が苦しいときは、同業他社はもっと苦しんでいます。

淘汰される競争相手も少なくありません。

そうなれば市場はむしろ広がりますから、ここはビッグチャンスと思わなければなりません。

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