秋風は冬支度
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夏が過ぎた後は、木々の葉が紅葉して落ちるとか、虫が盛んに鳴いて次世代にバトンタッチして命を閉じるとか、動物では冬眠準備に入るものまで様々で、人間が秋の風情にワビ、サビと言っている間にも、植物や動物は冬支度で多忙です。
厳しい冬を乗り越え、来春の再起、新生を期しての準備に忙しいわけです。
広葉樹は厳しい冬に雪の重みで枝が折れないように、幹がしっかりと生き残るように、すべての葉を振り払って捨てるのだといいます。
企業も常に冬に備える準備を怠らないようにしなければなりません。
企業にとっての冬は四季の通りではありませんから、いつ何時(なんどき)でもそれに備えるということです。
そういう準備や心構えで潤沢な蓄えができれば、「『秋風も金の音・・・』という風に聞こえるほど儲かって仕方がない」、となるかも知れません。
準備があれば、準備のない企業よりも優位に立てますから。