事業の失敗に学ぶ・・・
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独立創業した人が必ずしも全員、「いい思いをしている」わけではないというのはむしろ当然です。
しかし、ほとんどの人は、自分がその失敗者になるかもしれないとは考えないものです。事業の失敗には無数のケース・バイ・ケースがありますが、おおむね、そのパターン分類では傾向が大別されます。
さて、国民生活金融公庫総合研究所がまとめたデータに、失敗原因の上位に「資金繰りが苦しい」
「人件費、家賃、支払利息などの経費がかさむ」といったものがあります。これは統計データの集計結果ですからこうした回答が出てきても仕方がありませんが、これらは原因ではなく、結果です。
ほんとうの原因は何か?これを冷静に分析して同じ轍を踏まないという検討をしない限り、事業ではなくただの博打です。それは現在すでに事業経営の立場にある場合にも同様です。失敗の研究も大切な「経営研究」で、「それゆけ!ドンドン」を戒めなければいけません。 ただ、後ろ向きな研究ばかりしていては何にも始まりませんから、気持ちのバランスをよくまとめて、チャレンジ精神を旺盛に持たなければいけません。