デトックス効果
今さらですが、「デトックス」というはやり言葉があります。
体内に毒素がたまると病気を引き起こすと考えられ、その毒素を体外に排出しようというわけです。
たばこの煙、車の排気ガス、水道水の塩素、食品添加物など、体内に蓄積された毒素を排出することで、多くの効果が期待できるそうで、生活習慣病の予防にもなるようです。
さて企業でも「毒素」がたまることは避けられませんからデトックスが必要です。
昔から「アカ」がたまる、と表現されてきた通り、健全に発展する為にはどうしても意識的な「お掃除」や「大掃除」が必要です。
長期滞留の売掛金や何らかの懸念される事柄などは、いつまでも放置せず早め早めにどんどん整理してゆくに限ります。
つかえたゴミを取り除きさえすれば、水の流れもスムーズになります。
では企業にとってのデトックス効果とは何か?
それは無駄の排除、時間の有効活用です。
利益を生み出す最も大切な要素の「生産性」は時間そのものです。つまらない懸念事項にいつまでも振り回されていることがどれだけ「機会利益」を失っているかを考えれば、場合によっては「損して得を取る」という選択もあるのではないかと思います。
人も企業も健康への配慮は重要で、兵法的経営論でも予防接種論がある(私にはそのように読みとれる)ように、デトックスも重要な健康管理ではないでしょうか。