税理士飯沼英男コラム

農作物への酷暑の影響

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米(コメ)が、この暑すぎる夏に参っているそうです。

今年の夏のこの暑さはまさに「酷暑」です。

昨年も同様に「暑い、熱い!!」で過ぎていった夏でしたが、今年は更に暑い夏のように感じます。

農作物には暑い夏がいい、というのは昔のことで、こんなに暑いとかえっていい作物ができないばかりでなく不作になるのだそうです。

10年ほど前に、日本海側の数県のJA(県の農業協同組合)から聞いた話では、米の不作の話しもその他野菜類の話しも、何となく農業関係者の内輪的であったような印象です。それは食料の自給率に一般的にあまり関心がなく、農業政策が右往左往していた時代背景であったことも関係していました。

しかし、たった10年後の今日では、急速に穀物類を筆頭に食料品が値上がりして食糧自給率に高い関心が集まり、経済に与えるその影響力の強さを再認識せざるを得ません。

そして、“暑過ぎて米ができない!”

という事態が現実的な懸案事項になりつつあります。

今、農業の研究の中心は、高い気温や強い日照にも耐えられる米の開発だと聞きます。

不思議な感じですね。古来、米に関する問題点は、ずーっと、寒冷地、高地でも育つ米の研究開発でした。

江戸期や第二次大戦前までは東北地方で米ができないことが、いくつもの事件の原因で人身売買まであったという事実を考えると、日本で、暑さに強い米の開発をせざるを得ないということはどういうことでしょうか。

それこそタイ米をそのまま活用した方が良いのではないのか、と冗談まで出ます。

この先も、簡単には地球の温暖化は止まりませんから、新種のコメを急いで開発して対処しなければならないようです。

人間も不作の時代になってしまわないようにしなければいけません。

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