税理士飯沼英男コラム

経済観察

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小売業は競って価格を下げ、外食産業も値下げできる品目を限界まで値下げして集客に躍起です。物が売れなくて、今や取りうる手段は値引き合戦だけなのか。

水が低い所に流れ集まるように、価格の下落現象は究極には人件費の縮小を促し、給与水準の低下につながります。

振り返れば、平成の始まりとほとんど同時に始まった経済の下降現象は、その後1990年にはバブル崩壊へと突き進み、とんでもない混乱に陥りました。

しかしこのとき、世界では前年にベルリンの壁が崩壊して米ソ首脳による冷戦終結宣言、続いて東西ドイツの統一、ソ連崩壊へと急速な変化の時代でもありました。

旧東ドイツと西ドイツの経済格差がそのまま世界中の経済格差の間を揺れ動いていったのですから、日本だけのデフレスパイラルなどとしていた観察は眉唾です。

現在でも同じ延長線上にあり、賃金水準が低い方へと流れ落ちてゆく現象が再び加速されていると見るべきです。

生産性、効率性を高めて、競争に勝ち残るために取りうる手段は何か、真剣に考えなければなりません。

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